こいこい / 別名:花札こいこい
こいこいのルールと遊び方
ひとことで言うと手札と山札から、場の同じ月の札を合わせて取り、役を作る。役ができたら、そこでやめるか「こいこい」で続けて点を伸ばすか。2人で遊ぶ花札の一番の定番。
- 人数
- 2人
- 時間
- 1回 約30分
- 難しさ
- ふつう
- 年齢
- 8歳くらいから
- 使うカード
- 花札48枚
札の種類(光・タネ・短冊・カス)や月の見分け方は、花札の札一覧と基本で確認できます。
準備
- 1枚ずつ札を引き、月の早い札を引いた人が親になります。
- 親は札をよく切り、相手と自分に8枚ずつ、場に8枚を表向きに配ります(2枚ずつ、相手→場→自分の順にくり返すのが一般的です)。
- 残りは裏向きの山札にして、場の横に置きます。
- 場に同じ月の札が4枚そろってしまったら、配り直します。
遊び方
親から交互に、次の2つを順番に行います。
1. 手札から1枚出す
- 場に同じ月の札があれば、その札に重ねて出し、2枚とも取ります。
- 場に同じ月の札が2枚あれば、どちらを取るか選べます。
- 場に同じ月の札が3枚あれば、出した札と合わせて4枚すべて取れます。
- 同じ月の札がなければ、出した札を場に表向きで置きます。
2. 山札から1枚めくる
山札の一番上をめくり、手札と同じように、場に同じ月の札があれば取り、なければ場に置きます。
取った札は、自分の前に種類ごとに並べておきます。
図解で見てみよう
札を取って役ができるまでの流れを、1手ずつ確かめてみてください。
役と点数
取った札で次の組み合わせができると「役」になります。点数は地域やアプリによって違いがあるので、ここでは一般的な例を紹介します。
光の役
- 五光ごこう光の札5枚すべて10点
- 四光しこう雨(柳に小野道風)以外の光4枚8点
- 雨四光あめしこう雨を含む光4枚7点
- 三光さんこう雨以外の光3枚5点
タネ・短冊の役
- 猪鹿蝶いのしかちょう萩に猪・紅葉に鹿・牡丹に蝶5点タネ1枚ごとに+1点
- 赤短あかたん松・梅・桜の、文字が書かれた赤い短冊5点短冊1枚ごとに+1点
- 青短あおたん牡丹・菊・紅葉の青い短冊5点短冊1枚ごとに+1点
- 赤短・青短の重複赤短と青短の6枚10点
盃の役
- 花見で一杯はなみでいっぱい桜に幕+菊に盃5点
- 月見で一杯つきみでいっぱい芒に月+菊に盃5点
枚数の役
- タネタネの札(動物や道具の札)を5枚1点1枚ごとに+1点
- タン短冊の札を5枚1点1枚ごとに+1点
- カスカスの札を10枚1点1枚ごとに+1点
点数は一般的な例です。地域やアプリによって違いがあります。
菊に盃は、タネとしてもカスとしても数えられるルールが一般的です。
こいこいと勝負
役ができたら、次のどちらかを選びます。
- 勝負:そこでやめて、できている役の点数をもらいます。その回はおしまいです。
- こいこい:続けて、もっと点数を伸ばすことを狙います。
こいこいしたあと、相手が先に役を作って勝負すると、相手の勝ちになります。このとき相手の点数を2倍にするルールが多く、こいこいは大きなかけです。自分がまた役を増やしたら、もう一度「勝負」か「こいこい」を選べます。
おたがいの手札がなくなっても誰も役を作れなかったら、その回は引き分け(または親の勝ち)にします。
勝ち負けの決め方
1回ごとに点数を記録し、勝った人が次の回の親になります。12回(12か月)遊んで、合計点の多い人の勝ちです。短く遊ぶなら6回(半年)でもかまいません。
コツ・作戦
- 菊に盃は最優先:花見で一杯・月見で一杯・タネ・カスのどれにも使える、一番価値の高い札です。
- 相手の取った札を見る:相手が猪鹿蝶のうち2枚を持っていたら、残りの1枚を取らせないように守りましょう。
- こいこいは相手の手札を見て:相手の手札が少なく、役がなさそうなときがこいこいのチャンスです。
ローカルルール
| ルール | 内容 |
|---|---|
| 7点以上は倍 | 勝負したときの点数が7点以上なら2倍にする |
| 手四(てし) | 配られた手札に同じ月の札が4枚あれば、その時点で6点の勝ち |
| くっつき | 配られた手札が同じ月の2枚ずつ4組なら、その時点で6点の勝ち |
| 雨流れ | 柳に小野道風を取ると、花見で一杯・月見で一杯が無効になる |
| 花見・月見なし | 花見で一杯・月見で一杯の役を使わない、または3点にする |
よくある質問
月の覚え方は?
最初は花札の札一覧を横に置いて遊びましょう。「松・梅・桜」が1〜3月、「芒(ススキ)に月」が8月のお月見、「菊」が9月の重陽の節句、と季節の行事と結びつけると覚えやすくなります。
3人以上で遊ぶには?
こいこいは2人用です。3人なら花合わせがおすすめです。
最終更新: