はちはち / 別名:花札八八

八八(はちはち)のルールと遊び方

ひとことで言うと3人で札を取り合い、取り札の点数が88点より多いか少ないかで勝負する、花札の本格的な遊び方。配られた手札でできる「手役」と、取り札でそろえる「出来役」があり、場に光札があると点数が2倍・4倍になる。

人数
3〜7人(ベストは3人)
時間
1回 約60分
難しさ
むずかしい
年齢
12歳くらいから
使うカード
花札48枚

こいこいが広まる前、花札の遊びといえば八八でした。大阪で生まれたと言われ、関西と関東で細かいルールが違います。ここでは、全体の流れがわかるように基本の形を紹介します。

名前の由来

花札48枚の点数(光20点・タネ10点・短冊5点・カス1点)を全部足すと264点。3人で分けると1人88点です。この88点より多く取れたかどうかで勝負するので「八八」と呼ばれます。

準備

  1. 3人で遊びます(4人以上のときは、配ったあとに降りる人を決めて3人に絞ります)。
  2. 全員が持ち点60点から始めます。
  3. 親が、各自に7枚ずつ配り、場に6枚を表向きに並べます。残りは山札にします。

場の倍率

配った場札によって、その回の点数の倍率が決まります。

場 場札の条件 倍率
小場 光札がない 1倍
大場 「松に鶴」「桜に幕」「芒に月」のどれかがある 2倍
絶場 「柳に小野道風」「桐に鳳凰」のどれかがある 4倍

手役

配られた手札7枚で、すでにできている役が「手役」です。遊び始める前に見せて、ほかの人から点数をもらいます。たとえば次のようなものがあります。

手役 内容
手四(てし) 同じ月の札が4枚
皆素(からす) 7枚すべてがカス札

手役は種類がとても多く、点数も地域によって違います。

遊び方

札の取り方はこいこいと同じです。親から反時計回りに進みます。

  1. 手札から1枚出し、場に同じ月の札があれば2枚とも取ります。なければ場に置きます。
  2. 山札から1枚めくり、同じように取るか、場に置きます。
  3. 誰かが出来役をそろえるか、全員の手札がなくなったら、その回は終わりです。

出来役

取り札でそろえる役です。代表的なものと点数の一例(単位は「貫」)です。

出来役 内容 点数の一例
五光 光札5枚 12
四光 光札4枚 10
七短 短冊7枚 10
赤短 松・梅・桜の赤短 7
青短 牡丹・菊・紅葉の青短 7
1月松2月梅3月桜
赤短:松・梅・桜の赤い短冊

図解で見てみよう

    点数の数え方

    1. 出来役:役をそろえた人は、ほかの2人から役の点数をもらいます。
    2. 取り札:取った札の点数を合計し、88点との差を出します。88点より少なかった人は、その分を多かった人に払います。

    点数には場の倍率をかけます。

    勝ち負けの決め方

    12回遊び(1年12か月にちなみます)、持ち点が一番多い人の勝ちです。

    よくある質問

    こいこいとの違いは?

    こいこいは2人で役を作る速さを競いますが、八八は3人で、役に加えて取り札の点数(88点との差)でも勝負します。手役・出来役・場の倍率と、考えることが多い本格派の遊び方です。

    最終更新:

    八八(はちはち)が好きな人におすすめ